2-2、妊娠しやすいからだと運動

妊娠しやすいからだづくり 9の法則

妊娠しやすいからだづくり9の法則 【法則その2】妊娠しやすいからだと運動

【法則その2】妊娠しやすいからだと運動

妊娠しやすいからだづくり 9の法則

不妊と肥満について

肥満で考えられる「不安要素」は、主に次の4種類。

1) ホルモンバランスの崩れ
2) 排卵障害の心配
3) 多嚢胞性卵巣症候群(PCO・PCOS)の心配
4) 妊娠中特有の症状への心配

1.ホルモンバランスの崩れ

栄養素もそうですが、健康な体にとって必要な「ホルモンや栄養素の量」というのは、大まかながら、決まっています。
例えば、100ccの水で満杯になるカップと、300ccの水で満杯になるカップの違いと同じで、標準体型の人と肥満体系の人では、その体に行き届かせる為に必要な栄養素の量が異なります。

つまり、同じ量のホルモンを作り出していたとしても標準体重の人に比べて、体中にうまく行き届かなかったり、機能しにくくなったりしますので、肥満はホルモンバランスの崩れを招く原因の1つとなります。

2.排卵障害の心配

排卵が起こる仕組みは、脳にある視床下部から下垂体に「卵を成熟させなさい!」という指令(ホルモン分泌)によって行われます。
※ 下垂体はホルモンの分泌を調節するなどの、重要な役割を果たしています。

ですが、肥満はこの働きを狂わせるといわれており、特に、急激に太ってしまった場合などは、排卵障害が起きやすいといわれています。

3.多嚢胞性卵巣症候群(PCO・PCOS)の心配

実は女性にも分泌されている男性ホルモンなのですが、過剰に分泌されると、多嚢胞性卵巣症候群(PCO・PCOS)(=卵巣をおおう皮膜が厚く、硬くなってしまい、成長した卵子が排卵できにくくなるという病気)を引き起こす要因の1つとしてもあげられます。

この病気になると、男性ホルモンのアンドロゲンの影響で更に太りやすい体になってしまいますので、他のトラブルの原因にもなってしまい、悪循環に陥ることも・・

4.妊娠中に起こる、特有の症状への心配

妊娠をしたとしても、肥満体系の場合、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群など、特有の病気で悩まされる可能性も、通常よりは確実に高くなってしまいます。
更に、産道に脂肪がつきすぎると、安産にも影響が生じます。

妊娠しやすい体づくりを目指す人たちにとって、肥満がいかに良くないかは分かっていただけたと思います。
でも、だからといって、無理なダイエット。特に、絶食などのダイエットは、排卵や生理がとまってしまうなどの問題が起こりがちです。

人の体は、危機を感じると、出来るだけ生命維持に関わりの少ない機能から停止しようとします。
急激なダイエットなどで、体が危険を感じると、排卵や生理などの生殖機能から停止させてしまいますので、急激なダイエットは絶対厳禁。

第一に、体重管理が大事なのですが、それでも肥満になってしまったら、適度な運動と食事療法などを取り入れて、徐々に標準体重に戻す努力をしたいですね!

肥満だけではありません。

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